各タイプの認知ステップ
ここでは、認知プロセスと、各タイプのプロセスがどのように機能するかを示します。
例:INFJの認知ステップ
1 | 2 | 3 | 4 |
判断 | 知覚 | ||
原則と傾向 | 行動と結果 | データと詳細 | 観察と動機 |
▲Ni | △Fe | ▲Ti | △Se |
内向型(I)vs 外向型(E)
内向型と外向型の違いは、主にどこに情報とインプットを求めているかを表します。
内向型は、世界を理解するためにまず自身の内側に目を向け、外向型は、世界とその仕組みを把握するためにまず外界や他の人に目を向けます。
内向型は自身の精神の中で作業することを主としており、他者の意見を必要とせずに意思決定を行うことに自信を持ちます。一方、外向型は他者からの意見が得られないと心のバランスを崩します。
また、外向型は常に情報を求めて世界とやり取りしており、人々が自身の計画にどのように影響し相互作用するかをよく理解しています。一方、内向型は他者が自身に与える影響をそれほど認識していません。
感覚(S)vs 直観(N)
感覚は以前に経験したことのパターンに基づいており、直観は精神的に気づいたパターンを通じて概念化されたものに基づいています。
感覚と直観の双方は、物事や人々が普遍的に機能する方法を理解するためのものです。
感覚は経験に基づいて具体的なイメージ(physical picture)を形成し、直観は根底にある概念に基づいて精神的なイメージ(mental picture)を形成します。
感覚タイプは個人的に経験したことにフォーカスしており、より直線的(線形)で、現実的で、現時点に即した方法で考えることを優先します。
直観タイプは精神的に見つけた「物事の根底にあるパターン」にフォーカスしており、より抽象的で、包括的で、複雑な方法で考えることを優先します。
また、これらの機能は世界について結論を出すのではなく、世界についてのパターンを編纂(コンパイル)します。
思考(T)vs 感情(F)
思考タイプは、情報、人 、物事の有用性にフォーカスします。
感情タイプは、情報、人、物事の意義にフォーカスします。
思考は物、状況、人、行動の有用性を伝えます。
感情は物、状況、人、行動に意味をもたらします。
判断タイプ(J)vs 知覚タイプ(P)
判断タイプは、第1、第2ステップで一連の「③行動方針」を策定します。
知覚タイプは、「③行動」の前に、可能性を探求することを好み、「③行動」は第3、第4ステップとなります。
判断タイプは秩序だったものを好み、知覚タイプは自発性を楽しむ、というのはステレオタイプです。
たとえば、IPタイプは細部に重点を置いており、多くのJタイプよりも「より」細心の注意を払う傾向があります。
注意すべき主な違いは以下のとおりです。
判断タイプはすでに持っている情報に基づいて、どのような「行動」をとるべきかにフォーカスし、前もって計画を立て、その計画を実行することを好ます。
一方知覚タイプは更なる選択肢を探すことにフォーカスし、新しい情報に反応することを好み、計画を確定することは好みません。
EJタイプが「よりJタイプ的」、EPタイプが「よりPタイプ的」であることは理にかなっています。
なぜなら外向型は、行動を早くとること(EJ)と、より長く観察すること(EP)のどちらかに極端であり、内向型はその中間だからです。
また、TJとITは「よりTタイプ的」、FPとEFは「よりFタイプ的」である傾向があり、TP、ET、FJ、IF は中間のどこかにあります。
4種類の認知と、4種類の情報
人には4種類の認知と、各認知が対象とする4種類の情報があります。
4種類の精神の働き
①データと詳細 状況情報を分析する ↓ 疑問を呈して結論を出す |
②原則と傾向 世界全体に対する理解を編纂する ↓ 世界の普遍的な傾向を理解する |
③行動と結果 人々の行動の結果を注視する ↓ 意思決定し計画を立てる |
④観察と動機 個人全体を観察する ↓ 人に対する性質的判断を下し可能性を探求する |
4つの情報の種類
特定(具体) | 全体(普遍) | |
■情報 |
①データと詳細 状況の詳細 |
②原則と傾向 世界の働き |
□行動 |
③行動と結果 決定とその結果 |
④観察と動機 「選択肢」と「人に対する性質判断」 |
■情報:物事そのものへの理解
□行動:人の行動への理解
認知ステップ
思考プロセスに着手する4つの異なる方法があり、そのうちの1つは、私たち一人ひとりが考えずに自然に行うものです。
何を認知するかは意識的に決めるかもしれませんが、どのように認知するかは意識的に決めません。
各認知プロセス(=各タイプの文字の意味)は、思考や脳の働きを規定し行動に影響を与えますが、具体的な行動を規定するものではありません。
具体的な行動は様々な要因や状況によって決定されるもので、タイプで定義できるものではありません。
具体的な行動に重点を置いたパーソナリティータイピングは正確性を欠き、混乱をもたらすかもしれません。
自己を理解するには、精神が自然に機能する方法を理解することから始めましょう。
内向型(I)
内向型は頭の中で思考プロセスを開始します。
IJの場合、プロセスは普遍的に適用可能な情報である「②原則」を把握することから始まります。
IPの場合、プロセスは収集された「①データと詳細」を熟考することから始まります。これは、特定の状況に適用可能な情報です。
内向型の主要な認知はヘッドアップディスプレイ(HUD)のようなもので、データベースに既にある情報を絶えずふるいにかけ、理解できるようにします。
IJ
IJのHUDは複雑な情報ネットワークをカバーし、常にその情報の背後にある共通のスレッドを見つけます。
それは彼女らが周りで見るすべての結果を引き起こす1行のコンピューターコードです。
IJの認知は、「②原則」と「②物事が普遍的に機能する方法」を重視しており、IJは世界が向かっている方向に関心を持ちます。
そして、望ましい方向性が達成されることを確かとする計画を立てます(これは第2ステップ「③行動」につながります)
IP
IPのHUDには強力な顕微鏡が含まれており、他タイプが見落としてしまう細部にズームインして理解し、そのデータから複雑な結論を導き出します。
IPの認知は、「①詳細」と「①特定のデータ」を重視しており、IPは特定の状況を完全に理解し探求することに関心を持ちます。
それは、ITPとして状況を最大限に活用すること(T)を意味するか、IFPとして瞬間(moment)を完全に評価すること(F)を意味します。
外向型(E)
外向型は、目を大きく開いて認知プロセスを開始し、外界から情報を取り入れます。
EJの場合プロセスは、どの「③行動」がどの「③結果」につながるかを評価し、「③選択の結果」がどのようになるかを見ることから始まります。
EPの場合プロセスは、動機を理解するために個人を「④観察」することから始まり、人の性質においてどのような反応が示されるかを観察します。
外向型の主要な認知はソナーのようなもので、ピン(信号)を送信し、信号が何に跳ね返るかを観察します。
EJ
EJのソナー信号はより直接的で、前方のコースに焦点を合わせ、前方の地形を大きくピンします。
EJは決定を下す際に信号を送信します。
誰かの意見の形成でも、大義に対するスタンスを選択する場合でも、すべてがEJにとって決定です。
彼女らは、信号が得た結果に従って新しい決定を下すことで進路を変えます。
EP
EPのソナー信号はより受動的で、前方のコースだけでなく、地形全体をマッピングしようとします(地図製作者)。
EPの発言や行いはすべて「信号」です。
他者がお互いに「信号」を実行しているのを見ているだけでも、EPにとっては「信号」です。
EPは、人々の地形が信号にどのように反応するかを観察して、「個人の全体像」と「個人が機能する方法」の全体像を把握します。
何よりも、EPは自分自身の動機と性質を理解しています。
人々が一般的にどのように機能するかを探るために、常に自分自身に信号を送信しています。
これはEP以外の人にとっては自己中心的に見えるかもしれませんが、実際EPは個人に興奮しているだけであり、自分自身を最もよく理解しています。
認知ステップと機能
タイプの最初と最後の文字(E/I、J/P)は、各タイプが優先して収集・処理する情報を表し、中間の文字(N/S、F/T)は、情報が精神の中でどのような形式を取るかを表します。
人の第一機能は、感情(EFJ、IFP)、思考(ETJ、ITP)、感覚(ISJ、ESP)、直観(INJ、ENP)に分類できます。
IPとEJは第一機能が合理機能(適用機能)であり、EPとIJは第一機能が非合理機能(編纂機能)です。
合理機能とは、その情報がどれほど有用か(思考)、または意義があるか(感情)に基づいて情報を評価する機能です。
不合理機能とは、人が身体的経験(感覚)または精神的概念(直観)のパターンを見て情報を収集する機能です。
思考と感情は合理機能と呼ばれます。それらは特定の「状況や適用」に対して情報をどのように考え、感じ、処理し、適用するかを評価します。
感覚と直観は、まだ情報を評価することなく、一般的な適用のために情報を見て、観察し、収集します。
LBP理論においては、合理機能は特定の状況に情報を適用するため、「適用機能」と呼ばれ、不合理機能は普遍的なパターンを見つけるために大量の情報を編纂してふるいにかけるため、「編纂機能(コンパイル機能)」と呼ばれます。
IPとEJは適用機能から始め、まず「特定部分」にフォーカスします。
EPとIJは編纂機能から始め、まず「全体像」にフォーカスします。
第一ステップとフォーカス
INJ
内部の直観を使用して、概念的「原則」が「傾向」として普遍的に適用される方法を理解する
HUDを使用して概念的な情報を想像し(visuarize)、普遍的に適用可能なイメージやパターンに整理する
Ni×「原則」
ISJ
内部の感覚を使用して、経験的「原則」が、「傾向」として普遍的に適用される方法を理解する
HUDを使用して経験の背後にあるパターンを理解し、普遍的に適用可能なパターンに整理する
Si×「原則」
ENP
「人々の動機と性質」を概念的に「観察」するために、直観を外に向ける
ソナーの「信号」を使用して、個人の機能の仕方と人々の一般的な機能の仕方を概念的にマッピングする(map out)
Ne×「観察」
ESP
経験を通じて「人々の動機と性質」を「観察」するために、感覚を外に向ける
ソナーの「信号」を使用して、五感で人を体験することで、個人の機能の仕方と人々の一般的な機能の仕方を知る(notice)
Se×「観察」
ITP
頭の中で思考を使用して、収集済の「データと詳細」の有用性を理解する
HUDの顕微鏡を使用して、「データ」を評価して特定の状況に適用し、またデータの欠落を把握する(see)
Ti×「データ」
IFP
頭の中で感情を使用して、収集済の「データと詳細」の意義を理解する
HUDの顕微鏡を使用して、細部のパワーと重要性を感じ、体験する(feel and experience)
Fi×「データ」
ETJ
思考を外に向けて「行動計画」を講じ、「行動」の有用性を把握する(see)
ソナーの「信号」を使用して、自身がサポートするグループに何が最も役立つかに応じて今後のコースを決定及びマッピングし、何が機能し、何が機能しないかを把握する(see)
Te×「行動」
EFJ
感情を自分の外に向けて「行動計画」を講じ、「行動」の意義を把握する(see)
ソナーの「信号」を使用して、自身がサポートするグループに何が最大の意義と経験をもたらすかに応じて今後の進路を決定及びマッピングし、どのような行動が人々を傷つけたり助けたりするかを把握する(see)
Fe×「行動」
第二ステップ
人はステップ1で収集した情報をすべて引き継ぎ、それをステップ2に適用します。
次に、ステップ1と2の情報を組み合わせて、それをステップ3に適用します。
ステップ4も同様で、さらにステップ1に「すべて」を適用して、認知を繰り返します。
ステップ1は人のフォーカスと優先事項であるため、そこに最も多くの時間を費やし、それは他のすべてのステップのコンテキスト(背景情報)になります。
ステップ2は僅差で2番目となり、ステップ4はその人の最も弱い領域になります。
各ステップで得た情報や判断は、その人の人生や宇宙、すべてに対する理解という総和に加えられます。
ステップ2はステップ1の「補助」機能です。
ステップ1で適用機能(F/T)を使用したIPとEJは、ステップ2で編纂機能(S/N)に切り替えます。
ステップ1で編纂機能(S/N)を使用したIJとEPは、ステップ2で適用機能(F/T)に切り替えます。
また、機能の内向性と外向性も切り替えます。
IJタイプ
頭の中での「原則」と「物事が普遍的にどのように機能するのか」の理解を、外部の特定の状況に適用する
↓
どのような「行動」を講ずるべきか、及び「行動の結果」を把握する(see)
「②原則」の「全体像」から、「③行動」という形で「特定」を導き出す
IPタイプ
頭の中で結論に達した特定の「データと詳細」を、人々の「観察」に適用する
↓
個人の動機を把握し(see)、人々が一般的にどのように機能するかを理解し、性質判断を下す
「①データ」の「特定」から、個人の「④観察」の形で「全体像」を導き出す
EJタイプ
「行動」「結果の取得」「外部で特定の行動を注視すること」から得た発見を、「自分の頭の中で普遍的な*原則*や物事の仕組みを理解すること」に適用する
「③行動」の「特定」から、「②原則」の形で「全体像」を導き出す
EPタイプ
個人の動機の観察、性質判断、人の機能する方法の観察を、「頭の中で特定の*データと詳細*の形で結論を導き出すこと」に適用する
動機を「④観察」するという「全体像」から、「①データと詳細」の形で「特定」を導き出す
ETP
ステップ1で行った「観察」から、頭の中で思考の形で「データと結論」を引き出す
↓
自身を含む個人の観察結果を活用する
Ti×「データ」
ITJ
ステップ1で理解した「原則」を個々の状況に適用して、思考を外に向けることによって「行動」の有用性を把握する(see)
↓
どの「行動」が世界に対して最も有用かを発見する(find)
Te×「行動」
IFJ
ステップ1で理解した「原則」を個々の状況に適用して、感情を外に向けることによって「行動」の意義を把握する(see)
↓
どの「行動」が世界に最も意義をもたらすかを発見する(find)
Fe×「行動」
EFP
ステップ1で行った「観察」から、頭の中で感情の形で「データと結論」を引き出す
↓
自身を含む個人の観察の意義を理解する
Fi×「データ」
ENJ
頭の中で直観を使用して、ステップ1で作成された「行動の結果」が、「原則」として普遍的に適用される概念をどのように形成するかを理解する
Ni×「原則」
INP
ステップ1で到達した「データ、詳細、結論」を、「直観を外に向けることによって人々の動機と性質を*観察*すること」に適用する
↓
「個人(そのもの)」と「人々が一般的に機能する方法」の概念的イメージを作成する
Ne×「観察」。
ISP
ステップ1で到達した「データ、詳細、結論」を、「五感を自分の外に向けることによって人々の動機と性質を*観察*すること」に適用する
↓
経験に基づいて「個人(そのもの)」と「人々が一般的に機能する方法」を理解する
Se×「観察」
ESJ
頭の中で感覚を使用して、ステップ1で作成された「行動の結果」が、「原則」として普遍的に適用される経験であること(経験と一致すること)を理解する
Si×「原則」
第三ステップ
第一ステップと第二ステップでは…
・編纂機能(S/N)(ズームアウト視点)は全体像に適用さる
・適用機能(T/F)(ズームイン視点)は特定的なものに適用される
・「③行動」は特定的で、「②原則」は全体像
・「③行動」は外向的で、「②原則」は内向的
しかし、何らかの理由で、知覚タイプは判断タイプと同じようには「③行動」を見ていません。
まさに、その理由が彼女らを知覚者タイプにするのです。
全員の「①詳細」ステップは、Fi/Ti(頭の中で具体的に適用される情報)であり、全員の「④観察」ステップはSe/Ne(外部の全体像情報)ですが、「行動」「原則」ではそうではありません。
判断タイプと知覚タイプは異なるタイミングで「③行動」を行い、また「③行動」に対する見方や理解も異なります。
「④観察」と「①詳細」が知覚であり、「②原則」と「③行動」が判断です。
人の認知の4つすべてが連携して機能しますが、知覚の2つと判断の2つはそれぞれの中でズームインとズームアウトを切り替え、すべての情報とその適用を理解します。
判断タイプは、「②原則」は一般的に適用可能であり、「③行動」は特定的であると理解しています。
しかし、知覚タイプは人々が一般的に機能する方法を「知覚」すること(「④観察」+「①詳細」)に重点を置いており、彼女らは、判断タイプが「②原則」を見るのと同様の方法で「③行動」と「③意思決定」を見ています。
つまり知覚タイプは「③行動」を、「感覚/直観を介して内面で発見されるもの」「一般的に適用可能な情報のパターン」として見ています。
同様に知覚タイプは、判断タイプが「③行動」を見るのと同様の方法で「②原則」を見ています。
つまり、知覚タイプは「②原則」を、「世界における直接的な結果を伴もの」「感情/思考を介して特定的に適用可能な情報」と見なします。
判断(J)タイプ | |
判断 (第一・ニステップ) |
|
行動(●) ズームイン |
原則(○) ズームアウト |
Fe/Te ズームイン |
Si/Ni ズームアウト |
知覚(P)タイプ | |
判断 (第三・四ステップ) |
|
行動(●) ズームイン |
原則(○) ズームアウト |
Si/Ni ズームアウト |
Fe/Te ズームイン |
各タイプの第3ステップの機能は第2ステップの機能の完全な鏡像であり、第4ステップの機能は第1ステップの機能の鏡像です。
各タイプセットは、他のどのタイプセットも行わない方法と順序で情報を導き出します。
これは、私たち全員がお互いをどれだけ必要としているか、及びそれぞれのタイプが提供する強みをもう一度示しています。
IJタイプ
ステップ2で作成した特定的な「行動の結果」を引き継ぐ(take)
↓
そこから、頭の中で思考または感情の形で特定的な「①データと詳細」を導き出す(derive)
「③行動」から「①データ」を導き出すのは彼女らだけです
IPタイプ
ステップ2から人々が一般的にどのように機能するかについての観察を引き継ぐ(take)
↓
それを、頭の中で一般的な「行動」の使用方法(how to use)の理解に適用し、「意思決定」を行い、経験または概念の形で「結果」を理解する
「④動機」から「③行動」を導き出すのは彼女らだけです
EJタイプ
ステップ2から、世界が機能する方法である普遍的に適用可能な「原則」への理解を引き継ぐ(take)
↓
それを人々の「観察」に適用し、感覚や直観を外に向けることによって、人々の動機と人々が一般的にどのように機能するかを理解する
「②原則」から「④動機」を導き出すのは彼女らだけです
EPタイプ
ステップ2で発見した特定的な「データと詳細」を引き継ぐ(take)
↓
思考や感情を外側に向けることによって、世界が機能する方法の特定的な「原則」を導き出す(derive)
「①データ」から「②原則」を取得するのは彼女らだけです
ITJ
ステップ2で作成した「行動の結果」から、頭の中で感情の形で「データと詳細」を引き出す(draw)
↓
意義のある「結論」を導き出す(make conclusion)
Fi×「データ」
ETP
感情を外に向け、ステップ2で得た「データと結論」を使用して、普遍的な「原則」を把握する(see)
↓
世界の意義を理解する
Fe×「原則」
EFP
思考を外に向け、ステップ2で得た「データと結論」を使用して、普遍的な「原則」を確認する
↓
世界を活用する
Te×「原則」
IFJ
ステップ2で作成した「行動の結果」から、頭の中で思考の形で「データと詳細」を引き出す
↓
有用な「結論」を導き出す(make conclusion)
Ti×「データ」
INP
ステップ2の人々の「観察」を、「頭の中で、五感による経験に基づいてパターンを発見すること」に適用する
↓
線形シナリオと一般的な結果に基づいて「行動方針」を決定する
Si×「行動」
ENJ
ステップ2で学んだ普遍的な「原則」を、人々の動機の「観察」に適用する
↓
人々と関わり、人々を五感で体験することで「観察」をする
Se×「観察」
ESJ
ステップ2で学んだ普遍的な「原則」を、人々の動機の「観察」に適用する
↓
人々の概念的イメージ(Conceptual pictures)を形成するために、外に直観を向けることで「観察」をする
Ne×「観察」
ISP
ステップ2の人々の観察を、「頭の中で直観を通じて概念の形でパターンを見つけること」に適用する
↓
概念的シナリオと一般的な結果に基づいて「行動方針」を決定する
Ni×「行動」
第4ステップ
この最後のステップはその人の最も弱い部分です。
私たちの限られた人間性では、すべてを同じように得意とすることは不可能です。私たちには知力も時間もエネルギーも限りがあります。
しかし、ステップ4がステップ1によって教えられ指導されるようになると、第4ステップもある程度強くなります。
しかし、ステップ4は私たちの最も弱い領域であるため、ステップ4は私たちが最も脆弱であると感じ、私たちの選択肢の中で最も防御的になるところです。
ステップ4は、そこで使用する機能に関係なく、最も感情的になりやすい場所です。
ステップ4がどのようなものであっても、自分の最も弱い部分に関しては冷静になることを学ぶのが賢明です。
この最も弱い領域は間違っている可能性が最も高い場所であることを認識してください。
自分が間違っていることを喜んで認識し、ステップ1(最大の強み)に戻って、自分の判断ミスを見つけます。
さもなければ、あなたの思考プロセスのエラーはプロセスの繰り返しに誤って適用され、あなたの思考方法全体をゆがめるでしょう。
IJタイプ
ステップ3で見つけた特定的な「データと結論」を取得する
↓
その情報を「個人の一般的な性質と動機を*観察*すること」に使用する
直観または五感を外に向けることで「観察」をする
個々人の「④観察」はIJにとって最も困難です。
なぜなら、IJの主なフォーカスである「③原則」は普遍的ですが、「原則」は個々の無限の適用の背後にある単一のスレッドでもあるからです。
人々はすべての中で最も複雑な適用であり、IJは「③原則」の適用を単純化しすぎて、「②行動」や「①データ」に対するのと同じように原則を「④観察」に直接適用しようとすると、一面的な性質判断を下してしまいます。
IPタイプ
ステップ3で作成された「行動の結果」を取得する
↓
それを、世界が普遍的に機能する方法についての特定的な原則」を把握すること(see)に適用する
自分の思考や感情を外に適用することによって「原則」を理解する
IPにとって「②原則」は最も難しいものです。
なぜなら、彼女らの主なフォーカスが「①データと詳細」であり、彼女らの精神が情報の幅よりも深さにフォーカスしているからです。
彼女らは、情報の詳細な特定的適用にフォーカスし、主に自分自身で(内向的に)世界を探索します。よって、その情報が世界全体にどのように適用されるかを理解することに苦慮します。
EJタイプ
ステップ3で「観察」した個々の動機を理解する
↓
そこから、頭の中で思考や感情の形で特定的な「データ、詳細、結論」を引き出す(draw)
EJにとって「①結論」は最も難しいものです。
なぜなら、EJは主に「③行動」にフォーカスしており、常に動いていることを意味し、思考の速度を落として「データ自体」を調べることが難しいからです。
「行動」は人々や他者の行動を中心に据えているため、彼女らは、他人の意見に影響されることなく、特定の状況の本質的な価値や結論を分析することに苦慮します。
EPタイプ
ステップ3で学んだ世界が機能する方法についての特定的な「原則」を引き継ぐ(take)
↓
それを、「行動の選択方法」「意思決定の方法」「結果の理解」の一般的な理解に適用する
頭の中で、五感または概念の形で一般的な理解を行う
「③行動と結果」はEPにとって最も困難です。
なぜなら、彼女らの主なフォーカスは「④観察」であり、これらの観察から「①データ」と「②原則」を導き出す間ずっとフォーカスは続くからです
形成されたシナリオが最終的に行動になる文字通り最後の1秒まで、EPにとって情報収集が全てです。
しかし、多くの場合、EPが心に描いていることは、実際に動き出したときに上手くいかないことが多いです。
ENP
ステップ3で学んだ「原則」を、頭の中で「五感で経験したことからパターンを見つけること」に適用する
↓
線形シナリオと一般的な結果に基づいて「行動方針」を決定する
Si×「行動」
INJ
ステップ3で到達した特定的な「データと結論」を、人々の動機の「観察」に適用する
↓
人と関わり、五感で人々を経験することによって「観察」をする
Se×「観察」
ISJ
ステップ3で到達した特定的な「データと結論」を、人々の動機の「観察」に適用する
↓
人々の精神的イメージ(mental picture)を形成するために、人々と関わることによって「観察」をする
Ne×「観察」
ESP
ステップ3で学んだ「原則」を、頭の中で概念の形でパターンを見つけることに適用する
↓
概念的シナリオと一般的な結果に基づいて「行動方針」を決定する
Ni×「行動」
ETJ
ステップ3で作成した動機の「観察」から、頭の中で感情の形で「データと詳細」を引き出す(draw)
↓
意義のある結論を導く
Fi×「データ」
ITP
ステップ3作成した「行動の結果」を使用して、感情を外に向けることで普遍的な「原則」を把握する(see)
↓
世界の意義を理解する
Fe×「原則」
IFP
ステップ3で作成した「行動の結果」を使用して、思考を外に向けることで普遍的な「原則」を把握する(see)
↓
世界を活用する
Te×「原則」
EFJ
テップ3で行った動機の「観察」から、頭の中で思考の形で「データと詳細」を引き出す(draw)
↓
有用な結論を導く
Ti×「データ」
認知の繰り返し
第4ステップの終わりに到達すると、学んだすべてを新しいステップに適用します。
そのため、私たちはすべての思考(T)、感情(F)、経験(S)、概念(N)の融合になります。
私たちの「③決定」「①結論」「②世界観」「④動機」が私たちを定義します。
それは私たちを真に私たちにしてくれるものです。
これは、すべてのタイプにどれだけ共通点があるかを示しているだけでなく、私たち全員がどれほど異なっていてユニークであるかも示します。
各タイプは世界に特別なものをもたらし、私たちにはあらゆるタイプが必要です。どれか1つでも無くすと全壊してしまう美しいジェンガです。
自分の考え方がいかに特別でバランスが取れているか、そしてそれを健全に使うことを学べば、自身が力強く、有用で、有意義であると感じることができるでしょう。
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