コンテキスト
LBPには「コンテキスト(context)」という単語が良く出てきます。この単語の意味を理解していないと、LBPの詳細が理解できません。
一般的な意味
コンテキスト(context)
ある物事の文脈、前後関係、背景などで、ある物事の性質をより明確にするもの
「ある言葉の文脈を捉える」というような使われ方がよくされると思います。
これは、ある言葉単独ではよく理解できなくても、その単語の前後の文章を良く理解できれば、ある言葉の意味が明確に分理解できるようになる、という意味です。
よってコンテキストとは、ある対象の意味や性質をより明確にする背景情報や関連情報です。
LBP理論では、Fタイプ及びNタイプの説明文にコンテキストという言葉が出てきます。
Fタイプにおけるコンテキスト
F(感情)タイプ
Fタイプは、広範で包括的な意義にフォーカスします。よって、彼女らは様々な詳細をまったく認識していない場合でも、その全体像のコンテキストを容易に把握することができます。
これにより、Fタイプはズームアウト視点の実用主義(現実主義)を持ち、全体のコンテキストの中において何を実行すべきかを把握します。
一方、T(思考)タイプは、全体における各部分へズームイン的な注意を向けます。彼女らは、各部分がそれぞれの場所において、どのように必要な存在であり、どのように重要かを把握します。
Tタイプがある対象の各部分へフォーカスするのに対し、Fタイプはある対象の全体像へフォーカスします。
ここでいうコンテキストとは、対象の意義を明確にする全体像そのものを指していると思われます。
全体像
部分的ではない全体的なまとまりを持つイメージ・概要・姿
Nタイプにおけるコンテキスト
N(直観)タイプ
Nタイプは物事を、「ウェブ」または「ワードネット」として捉えます。
各情報は他のすべての情報と概念を通して繋がっており、コンテキストに沿って表示される必要があります。そうしないと情報が見逃されてしまいます。
ここでいうコンテキストとは、ある対象と関連する他の物事のことを指していると思われます。
Nタイプは、ある物事は他のすべての物事と繋がっていると考えているので、ある対象を単独で考えることができず、関連する他の物事と併せて考えなければならいのです。
NFタイプにおけるコンテキスト
NFタイプ
本質的な意義(F)と概念(N)はどちらも時代を超越したものであり、NFは物事を、広く無限の全体としての全時間的コンテキストの中のものとして考える傾向があります。