EPタイプ：外向+知覚
Eタイプ（外向的タイプ）は、認知においてまず自身の外部に目を向けます。
Pタイプ（知覚タイプ）は、認知においてまず選択肢を収集します。
EPは、外向的タイプとしての外向きのフォーカスと、知覚タイプとしての新しいツールを見つけて収集したいという欲求を組み合わせ、二重に鋭い観察力を持ちます。
EPの認知ステップ
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| 知覚 | 判断 | ||
| 観察() | 詳細() | 原則() | 行動() |
| △Se/Ne | ▲Fi/Ti | △Fe/Te | ▲Si/Ni |
EPは、決定を下す前に、「できるだけ多くの異なる外部ソースから（E）」「できるだけ多くの選択肢を収集すること（P）」にフォーカスします。
これは、決定を下すことを二重に躊躇させます。
なぜなら、決定を下すことは「少し最終的すぎるように思え（E）」、また「より良いかもしれない他の選択肢を捨てることになる（P）」からです。
EPは可能な限り多くの選択肢を得ることを楽しみます。
情報が非常に多く、行うべきことや見るべきことが非常に多く、様々な人々・意見・アイデアが溢れている場合、EPはどの行動を実行すべきか、どの意見を採用すべきかを決定するのに苦慮します。
世界のすべての複雑で多様な情報を、単一の選択肢または視点に限定することは困難です。
実際に決断を下し、それを「ただ行う」までに至るには、多くの重要な可能性や別の視点を断ち切らなければならないように思えます。
ただし、これらはすべてEPにとって、強力な強みになります。
多数の視点を取り入れて検討するEPの性質は、自身や他者を害し得る性急な判断を防ぐことができます。
新しいことを試すことを愛するEPは、行動志向の人に対する抑制となり、相手が見落としているかもしれない選択肢について警告を発することができます。
私たちの文化は、しばしば慎重さや観察よりも迅速な行動を重視しますが、その自信過剰さは多くの悲劇と誤解の原因となります。
EPは、自身の強みである観察を利用し、多くの選択肢と視点を取り入れて検討すべきです。
自身に観察する自由を与えることで、これまで以上に必要なときに決定的になることができ、また最良の選択肢を選ぶことができるようになります。
しかし、EPがこの自信の強みに対して罪悪感を感じたり、愚かさを感じると、その強みを伸ばすことに抵抗し、決定を下すときに自身が望むよりも長く時間をかけてしまい、自身の決定に真に満足することが出来なくなります。
選択肢を見て試すことを楽しみ、それを誇りに思ってください。そうすれば、より速いスピードと洞察力で決定を実行できるようになります。
EPにとって、常に前進して「責任ある」行動をとろうとするのではなく、あらゆる種類の選択肢を楽しむことに時間を費やすのは良いことです。
さまざまな選択肢を観察しなければ、行動が上手くいかず、意見は単純化し過ぎます。
したがって、EPには速度を落とし、選択肢を試すことの「責任」があることを認識してください。
「他者が通り過ぎてしまう可能性」を見るという独自の強みを疎かにしてまで、チェックリスト埋めて、他者を急いで満足させることはEPの「責任」ではありません。
EPが「行動」を通じて自身の責任を全うしようとする場合、自身の本当の欲求を抑え、最終的には自身との戦いになり、何も達成できなくなる可能性があります。
物事を成し遂げたいという願望をすべて捨てる必要はありませんが、速度を落とすことでより多くのことを成し遂げることができると認識しましょう。
性急で有害な行動に突入する人々にとって、EPは健全さと理性の強力な声となります。
EPは、その観察力により、人生の複雑さ、特に人々の絶妙なニュアンスやパターンを捉えることに優れます。
彼女らは、人々とその反応を扱い、人々と関わる方法を本質的に理解しています。そして、人々の動機の核心を正しく見抜きます。
EPは、社交性を持つか否かに関わらず、人々がどのように機能するかを理解しています。
彼女らは笑顔を得る方法、人々にショックや快さを与える方法、そして人々の神経を逆なでする方法や琴線に触れる方法を容易に理解します。
EPは本質的に人を指向しています。
EPは、常に他者が何をし、どのように考えているかを注視し、その基準で自身を測り、それに応じて自身の人生を描きます。
これにより彼女らは、他者の意見、信念、アドバイスの影響を受けます。なぜなら彼女らは外部を見て、できるだけ多くの視点を集めたいからです。
特に、複雑または重要な決定を下す場合、EPは他者からできるだけ多くの意見を集めて、どれが最良であるかを確認します。
彼女らは友人に意見を尋ねたり、家族、本、記事から情報を得たり、自分と対話したり、できることなら何でもします。
しかし、EPが既に正しい答えを理解している場合に、このようにさらに多くの情報を集めてしまうと、正しい答えを認識するのに苦慮します。
EPが周りの人から「あなたは間違っている」と言われた場合、EPは相手が正しくないと理解していても、相手の情報を拒否することに苦慮します。
EPは選択肢や可能性を失うことを嫌い、誰かの意見に同意しないと情報源としてのその人を失うことになると感じます。
これらの解決策は、人々の動機と性格を理解するというEPの本質的な強みにあります。
この強みを活かして、誰が優れており、信頼でき、誠実な情報源であるかどうか知ったときに、知ったことを認めれば、誰を信頼して耳を傾けるべきかを判断するのが容易になります。
EPにとっては情報源が全てです。
彼女らは、人生のすべての驚きと危険をどのようにナビゲートするかを選択する際に、自身が情報源として信頼している人々に頼ります。
そうしなければ情報が多すぎてしまいます！
EPは、すべての情報源に固執するのではなく、信頼できる優れた情報源を果敢に選択すると、誰の心も正しく見抜くという才能をより安全かつ自由に行使できるようになります。
EPの人間観察において、EP自身への観察よりも強いものはありません。
EPは自分自身と自身の動機を把握して理解する本質的な能力を持ち、それは自己愛の健全な増加をもたらします。
しかし、EPが「自分を観察すること」を恥ずかしいと感じた場合、彼女らは自身を観察することを避けようとします。
これにより、EPの明るい自己愛の輝きが、激しい自己嫌悪や自己卑下に埋もれてしまいます。
EPにおいて最も厄介なことは、自身の本質を観察することに躊躇することに起因する自己嫌悪への反応です。
彼女らは、信頼できる行動をとることが困難になったことによる罪悪感に悩まされ、自身の中にある善を否定します。
すぐに、彼女らは他者の中に見られる善をすべて否定し始めるでしょう。
しかし、EPがすべての人、特に自分自身を鋭く観察するという自身の能力を受け入れる場合、彼女らは他者の強みも弱みも否定することはありません。
彼女らは、自身の好きではない部分に固執することなく、また自身の中にある英雄的で、優しく、力強い善を抑圧することなく、自由に健全に自分らしくなれます。
これは、真の自信と魅力的な態度につながります。
これは、自身の中にあるものを避けたり否定したりする不健全なEPによって示される、無理な自信、不安、不十分さとはまったく異なります。
4タイプの比較
①タイプの文字
②選好する情報
③領域
③領域（二重二分法）
| IP | IJ | EP | EJ |
| データ 詳細 |
原則 傾向 |
観察 動機 |
行動 結果 |
| 状況 対象 |
世界 傾向 |
個人 反応 |
グループ 経験 |
| 理論上(I) × 個人(P) |
理論上(I) × 集合体(J) |
実在(E) × 個人(P) |
実在(E) × 集合体(J) |