IPタイプ:内向+知覚
Iタイプ(内向的タイプ)は、認知においてまず自身の内面に目を向けます。
Pタイプ(知覚タイプ)は、認知においてまず選択肢を収集します。
よってIPタイプは、内向きのフォーカスと、新しい選択肢やツールを見つけることへのフォーカスを組み合わせ、頭の中において可能性を探求する独自の能力を持ちます。
IPの認知ステップ
1 | 2 | 3 | 4 |
知覚 | 判断 | ||
詳細() | 観察() | 行動() | 原則() |
▲Fi/Ti | △Se/Ne | ▲Si/Ni | △Fe/Te |
IPは、物事を行い得る新しい方法、試すことができる新しい選択肢、探求するべき新たな疑問を想像することを楽しみます。
この、可能性を想像するプライベートな精神の研究室は、状況の詳細に細心の注意を払い、内なる思考を特定の対象や瞬間に向け、それらに照準を合わせ、理解します。
これにより彼女らは、他者が見落としてしまう詳細を発見したり覚えることができます。
IPは、頭の中で可能性を正確に想像して探求するために、常に世界についての特定の情報をカタログ化します。
それが特定の装飾模様であれ、詳細な回路図であれ、彼女らは本質的に細部への注意を持ち、ただゆっくりしながら状況の詳細を思い出したり、分析したり、内省したりすることから大きな喜びを得ます。
IPの精神は常に、「データ」「状況を作り出す事実と詳細」を収集しており、それらの詳細から他者が見逃し得る結論に到達します。
正しい結論を導き出すこの能力は、過度に技術的、科学的、聡明である必要はありません。
ほとんどのIPは好きなことを学ぶことを楽しみます。
IPは細部にフォーカスし、陸上競技、数学、インテリアデザイン、哲学的なレトリックなど、自身を刺激するあらゆるものに没頭します。
彼女らは専門化を好む傾向があり、世界の狭い一部分にフォーカスし、正しく行うためにその狭い一部分のあらゆる細部に専念します。
これにより一部のIPは、関心を専門化するのではなく多様化させる他のIPに対して気まずい思いをするかもしれませんが、IPが何かに専門化することは健全で、専門化に優れており、それは必要なことです。
世界は、ズームインして他者が見つけることがでいない詳細を見つけ、それらが導く結論を提示する専門家を必要としています。
宇宙の中の狭くて深い一部分にフォーカスすることは、奇妙なことではありません。
深く掘り下げることで、IP自身と周囲のすべての人に利益をもたらす宝物を発掘することができます。
IPの細部への愛情は、具体的で意義のある日を愛することから、数学やコンピューターコードに興奮すること、好きな詩を暗記すること、新しい技術的なおもちゃやアイデアについて調べることまで、あらゆるものに現れます。
IPは、他者がすぐには理解できない複雑さと深さを見ることができ、IPにとって、すべての詳細、瞬間、状況は特別なものです。
したがって、IPは、瞬間やアイデアの詳細を楽しむのに役立つもの、特定のものの収集を好みます。
IPは、特定の詳細や状況から人々に対する理解を引き出します。
よって、特定の状況のみに基づいて、自分自身が他者から誤って判断されることを恐れます。
怒りの瞬間、恥ずかしいメール、プロジェクトの小さな間違いは、人としての全体像を描くわけではありません。
同様に、限られた状況の詳細のみによって世界全てを判断しないように注意しましょう。
ある状況では真実と観察したことは、別の状況では偽である可能性があります。
IPは細部にフォーカスするため、一歩下がってズームアウトしたり、世界の仕組みについて普遍的な理解をすることに苦慮します。
よって、「常に/決して」という発言や、世界や人々の普遍的な働きに関するあらゆる種類の主張をすることには十分注意してください。
悲観的な偽の原則に陥ることや、人生のあらゆる種類のものの無意味さ、無価値さ、恣意性について一見明白と思える主張をすることに陥ることは良くあります。
同様に、普遍的な真実性を持たない単純化された偽の原則に固執することも良くあります。
いずれの場合も、特定の状況で観察した詳細は、世界全体についは何も意味しないことを認識することが重要です。
IPのフォーカスは深く掘り下げ、新しい詳細を見つけ、新しい疑問を提起することにあるので、ある意見・習慣・態度に足を踏み入れることに注意すべきです。
自由に頭の中で多くの選択肢を探求し続けましょう!
十分に不確実性を許容して、自分自身、自分の信念、他のすべての人の信念に疑問を提起し続けましょう。
そうすれば新しくて興味深い詳細に気づき、魅力的な質問を自由に提起できるようになります。
また、IPは本質的にズームイン視点を持つため、他者の詳細への観察も取り入れることを楽しみましょう。
新しいアイデアや観察のソースとして使用できる人を探して自身に取り入れ、さらに多くの隠された不思議や可能性を把握するのに役立ててください。
IPは、特に選択した専門分野に適合するアイデアや願望に関しては、あらゆる点で正確さを求める独特の観察眼を持ちます。
徹底性、細部への細心の注意、数字やデータへの配慮など、ステレオタイプ的に思考タイプの特徴と見なされる多くは、実際にはIPの特徴です。
判断タイプは組織的というステレオタイプがありますが、IPはその詳細志向の性質により、専門分野の詳細について完璧主義に陥る可能性があります。
IPは頭の中で状況の可能性を探求します。よって、自身が作成し実行するすべてのものが、頭の中で描いた詳細と正確に一致することを望みます。
これにより、自身が作成するもの全てに過度に批評的になり、これは自身の作成の瞬間の喜びを奪う可能性があります。
また、注意しないと他者が作成するものに対しても過度に批評的になり、見たり、聞いたり、食べたり、読んだりする全てのもの、さらには出会う人全てに対して誤りを見つけようとする可能性があります。
しかし、あらゆるものの美しい詳細な側面、他者が見落としてしまう細部に対して詳細志向の喜びを感じられるようになると、さらに心の内向的な知覚と一致するものの一部を称賛できるようになります。
加えて、ほんの少しでも上手く行ったことに喜びを感じるられるようにすると、心はますます成長し、想像を完璧な現実に変えることができるようになるでしょう。
4タイプの比較
①タイプの文字
②選好する情報
③領域
③領域(二重二分法)
IP | IJ | EP | EJ |
データ 詳細 |
原則 傾向 |
観察 動機 |
行動 結果 |
状況 対象 |
世界 傾向 |
個人 反応 |
グループ 経験 |
理論上(I) × 個人(P) |
理論上(I) × 集合体(J) |
実在(E) × 個人(P) |
実在(E) × 集合体(J) |
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