知覚:「データと詳細」&「観察と動機」
この記事では、知覚及び知覚タイプについて認知の面から探っていきます。
知覚及び知覚タイプ
4種類の認知のうちの、知覚である2つ
①データと詳細 状況情報を分析する ↓ 疑問を呈して結論を出す |
|
④観察と動機 個人全体を観察する ↓ 人に対する性質的判断を下し可能性を探求する |
4つの情報の種類のうちの、知覚である2つ
特定 | 普遍 | |
■情報 |
①データと詳細 状況の詳細 |
|
□行動 |
④観察と動機 「選択肢」と「人に対する性質判断」 |
4つの領域のうちの、知覚タイプの領域2つ
理論上(I) × 個人(P) ・最もズームイン視点 ・特定の状況を探索する ・データと詳細から結論を出す |
|
実在(E) × 個人(P) ・個人全体の探索(一個人の普遍性の探求) ・共通の属性を持つ人々に焦点 ・個人の性質の背後にある動機 |
知覚タイプの認知ステップ
IP
1 | 2 | 3 | 4 |
知覚 | 判断 | ||
詳細(●) | 観察(○) | 行動(●) | 原則(○) |
▲Fi/Ti | △Se/Ne | ▲Si/Ni | △Fe/Te |
EP
1 | 2 | 3 | 4 |
知覚 | 判断 | ||
観察(○) | 詳細(●) | 原則(○) | 行動(●) |
△Se/Ne | ▲Fi/Ti | △Fe/Te | ▲Si/Ni |
知覚及び知覚タイプに関する記述の引用
「知覚」は「①データと詳細」「④観察と動機」で構成される。
「知覚」は、「行動の可能性 (※1) 」と「個人と状況がどのように相互作用するか (※2) 」にフォーカスする。
知覚タイプは、物事を調査することと、世界に対して受動的に反応することを好む。
知覚タイプは可能性・観察・情報収集に重点を置き、「③行動と結果」の探求にフォーカスする。(「③行動と結果」をツールボックスと考える。 (※1) )
「すべての選択肢を探求すること」にフォーカスするということは、信頼できる情報源が必要であり、個人の動機(性質)を理解する必要があることを意味する。
個人の動機(性質)を理解するようになるにつれて、更にその個人を探求し、その人のニーズを満たすことに関心を持つようになる。
知覚タイプは、世界と経験を、「能力のボックス」に追加できる「可能性を持つツール」と見なす。
知覚タイプは、人生を「終わりのないの一連のパズル」と捉えて、世界にアプローチする。
そのため彼女らは、人生のパズルを解こうとする意欲の中で、常に目的に適したより良いツールを探す。
また、物事をよりよく行う方法を学ぶことにフォーカスし、「物事を成し遂げる」ことそれ自体をあまり重視しない。
※1
「行動の可能性」「行動と結果の探求」「行動と結果をツールボックスと考える」はすべて同じことを指していると思われます。
「③行動と結果」は、行動とその結果を注視し、それを自身の行動の策定に役立てるものですが、「③行動と結果」に対しては、判断タイプと知覚タイプで考え方が異なります。
「③行動 – 行動とその結果、及び意思決定 – 」は、Pタイプにとっては、どの行動が普遍的かつ一貫して機能するかを編纂することです。
Pタイプは「③行動」を、膨大な選択肢を備えたツールボックスであり、必要なときにいつでも取り出すことができるあらゆる選択肢、素材、リソースを備えているもの、と理解しています。
Pタイプにとって「②原則」は、特定の状況に適用されるものです。(特定の状況に直接関係するものです。)
世界は常に新しい状況であり、豊富な選択肢を備えたツールボックスによって解決すべき問題が次々に生じます。
各「③行動」は、それぞれの場面で使い分けられるリソースです。選択肢が多ければ多いほどよりよく対応できるようになります。
※2
「個人と状況の相互作用」の意味するところは原典に例が載っています。
Aさんがアイスクリームを落とすのを見たとしたら、それはあなたが状況について知っている「事実」または箇条書きの詳細です。
それがあなたが持っている唯一の情報であれば、BさんがAさんを押してアイスを落とさせたと考えるのは性急です。
Bさんが犯人なのか、それともAさんがおっちょこちょいなのかを知るには、他の認知ステップの助けを借りなければなりません。
常に「①データ」と関連して機能する、性質判断に関する「④観察」は大いに役立つでしょう。
「④観察」によって、AさんやBさんの一貫した振る舞い、性格を理解することができます。
知覚タイプの認知:まとめ
・判断よりも知覚を優先する
・人生を解くべきパズルの連続と考え、様々なパズルをよりよく解くことができるように、様々なツールを備えておこうとする
・選択肢・可能性・情報の収集を重視する
・物事の探求を好む
・個人の動機を理解し、情報源として信頼できるのかを理解する
・「③行動と結果の関係」をツールボックスと捉え、行動と結果を普遍的なパターンで理解する。(この種の行動はこの種の結果に繋がる、という一般的なパターンで理解する)
・「④原則と傾向」を、特定の状況と直接関係するものと捉える
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